労働基準法について

【労働基準法について】

労働基準法は、労働条件について最低基準を定める為に作られた法律です。 従って、労働基準法を満たしていない労働契約や就業規則は無効となり、 労働基準法で定める最低基準まで引き上げられます。

また、労働基準法で定める労働条件は最低のものであるから、労働関係の当事者はこの基準を理由として 労働条件を低下させてはならないことはもとより、その向上を図るように努めなければなりません。

労働基準法には様々な規定がありますが、その規定に違反すると罰せられることもあります。 罰則としては罰金刑等がありますが、最悪の場合、懲役刑に服することもあります。

労働基準法は、労働者を使用する全ての事業場に適用されるものであり、この労働者には正社員のみならず、 臨時、パートタイマー、アルバイト等も含まれます。

労働基準法は労働者を保護するする為の法律であるため、労働者はこの法律に違反する事実がある場合には、 労働基準監督機関に申告することができるとされており、使用者は労働者がこの申告をしたことを理由として 解雇等不利益な扱いをしてはならないとしています。

実際には、
強制労働の禁止

労働条件の明示

中間搾取の排除

解雇制限

解雇予告

賃金支払い5原則

休憩の付与

36協定

割増賃金

年次有給休暇の付与

等、様々な条件が規定されています。
※労働基準法は民法より優先される法律になります。